Chat-GPT先生 第三弾
奇しくも同じ『GPT』の称号を持つ検査の報告
前回の、「旧」ブログも悪くはないと思うので、織り交ぜながら
Chat-GPT先生に確認していく
古いものはイタリックにしてみた。
さて、ガンマに引き続き、肝臓機能の検査ALTとASTだ。
昔はGOT GPT と言って、ガンマと並んで
「G」の響きで統一されていた。
ガンマで、GOTでGPT
検査数値は、かっこいいほうがいいかもしれない。
覚えやすいし、口に出しやすい。
名称が変わったのは、生化学者が呼び名を変えて、
ほかの医療機関がそれに追随したからだそうだ。
まあ、それはさておき
それぞれを調べてみた
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ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)
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自分:ALTについて、分かりやすく説明してください。
chat-GPT:
ALT(Alanine aminotransferase)は、肝臓の細胞内で作られる酵素の一つです。ALTは、肝臓が正常に機能している場合は、ほとんど血液中に漏れ出しません。しかし、肝臓が損傷を受けると、ALTは肝臓から血液中に漏れ出し、血液中のALTの量が増えます。健康診断で測定されるALT値は、肝臓の健康状態を評価するための指標の一つです。高いALT値は、肝臓に何らかの問題があることを示唆する場合があります。しかし、肝臓以外の部位でもALTが作られるため、高いALT値が見つかった場合でも、必ずしも肝臓に問題があるわけではありません。
肝臓には、アルコール摂取、薬物使用、肝炎など、多くの病気や状態が影響を与えることがあります。高いALT値が見つかった場合、医師は肝臓の健康状態を評価するために、追加の検査を行うことがあります。
健康診断で測定されるALT値の正常範囲は、男性で10〜40IU/L、女性で7〜35IU/Lです。ただし、個人差があり、ALT値が正常範囲内であっても、肝臓の問題がある場合があります。健康診断で高いALT値が見つかった場合は、医師に相談することをお勧めします。
自分:本来、血中にない物質が観測されたので、肝臓が傷ついている可能性があるので詳しく調べなさい、ということですね?
chat-GPT:
はい、その通りです。高いALT値は、肝臓の機能障害や肝臓細胞の死亡などを示唆することがあります。一般的には、正常範囲内のALT値は肝臓に問題がないと考えられますが、異常値が見つかった場合には、肝臓の健康状態を評価するために追加の検査が必要となります。具体的には、肝臓の機能検査やウイルス検査など、さまざまな検査があります。医師が必要な検査を行い、原因を特定して治療することで、肝臓の損傷を防ぐことができます。
自分:シンプルですね!!でも他のガンマGTPやASTといった検査も併せて行うのはなぜですか?他の検査に異常がなくても、結局は詳しく調べることになると思うのですが
chat-GPT:
ALT以外にも、ガンマGTPやASTなどの検査項目があるのは、肝臓の健康状態をより詳しく評価するためです。これらの検査項目は、肝臓に影響を与える様々な疾患や状態に対する感度や特異度が異なるため、複数の検査項目を併用することで、肝臓に問題がある場合でも見逃すことがなく、正確な診断を行うことができます。例えば、ガンマGTPは、肝臓の代謝機能や胆汁酸代謝に関与する酵素であり、アルコールの消費量や薬物の使用による肝臓損傷などに敏感に反応するため、肝臓に問題がある場合に高くなることがあります。ASTは、肝臓や心臓、筋肉などに存在する酵素であり、肝臓が損傷を受けると血液中に流出するため、肝臓の損傷を評価するためにも利用されます。
ただし、これらの検査項目が異常値を示した場合でも、必ずしも肝臓に問題があるとは限りません。そのため、医師は患者さんの病歴や症状などを総合的に評価し、必要に応じて肝臓の画像検査や組織検査などの追加的な検査を行い、正確な診断を行います。
chat-GPT:はい、以下にALT検査が有用であるというエビデンスのある資料を3つ示します。
- 「肝臓病患者のための医療ガイドライン」(2018年改訂版) 日本肝臓学会が発行している「肝臓病患者のための医療ガイドライン」において、ALT検査は肝臓細胞の障害を評価するために有用であり、肝臓病の診断や治療において重要な検査であるとされています。
- 「肝細胞がん患者における前治療時のALP/ALT比の予測値」(2016年) この研究では、肝細胞がん患者の前治療時のALP/ALT比が、治療効果や予後の予測に有用であることが示されています。この研究結果からも、ALT検査は肝臓疾患の治療効果や予後の評価に有用であることが示唆されています。
- 「健康成人におけるALT値と肥満度、メタボリックシンドロームの関連」(2013年) この研究では、健康成人のALT値と肥満度、メタボリックシンドロームの関連が調べられ、ALT値は肥満度やメタボリックシンドロームの有無と関連していることが示されました。この研究からも、ALT検査が健康診断において有用であることが示唆されています。
以上が、ALT検査が有用であるというエビデンスのある資料の一例です。
自分:日本の文献ばかりですね。海外には同じような資料がありますか?
chat-GPT:はい、海外の研究でもALT検査が有用であるというエビデンスがあります。以下に、海外の文献からALT検査の有用性を示す例を3つ挙げます。
- “Serum alanine aminotransferase and risk of cardiovascular disease: A systematic review and meta-analysis” (2014) この研究は、心血管疾患のリスクと血清中のALT濃度との関係を調べたもので、ALT濃度が高い人ほど心血管疾患の発症率が高いことが示されました。この研究からも、ALT検査が健康診断において有用であることが示唆されています。
- “Alanine aminotransferase and cardiovascular disease: A narrative review” (2016) このレビュー論文では、ALT濃度が高い人ほど心血管疾患や糖尿病のリスクが高いことが示されています。また、ALT検査は肝臓疾患の診断や治療にも有用であることが指摘されています。
- “Use of Alanine Aminotransferase and FIB-4 Score to Screen for Liver Disease in HIV-Infected Persons” (2016) この研究は、HIV感染者においてALT検査とFIB-4スコア(肝線維化を評価する指標)を使用して肝疾患のスクリーニングを行ったものです。その結果、ALT濃度が高い人やFIB-4スコアが高い人ほど肝疾患のリスクが高いことが示されました。この研究からも、ALT検査が肝疾患のスクリーニングに有用であることが示唆されています。
以上が、海外の研究からもALT検査の有用性が示されている例です。
なるほど・・・
以下は、以前の調べたものです。(2019年8月10日)
断然、ChatーGPT先生の方が、痒い所に手が届いている感じがしますね。
前出のγーGTPと同じく
体内の物質を化学変化させるときの触媒として
体内で生成される酵素の一種
ASTと比較すると、肝細胞に多く含まれている。製薬メーカーのHPによると
「検体中のAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)はα-ケトグルタル酸のα-ケト基とL-アスパラギン酸のアミノ基の転移反応を触媒し、オキサロ酢酸とL-グルタミン酸を生成します。
このオキサロ酢酸にβ-ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド還元型(β-NADH)の存在下でリンゴ酸脱水素酵素(MDH)を作用させると、リンゴ酸とβ-ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド酸化型(β-NAD+)が生成されますので、このβ-NADHの減少に伴う吸光度の減少速度を測定することによりAST活性値を求めます」
つまり、
ALTは触媒だから、ある化学変化を意図的に起こさせたときに、
その変化速度を測ることによって、どのくらいALTが活動しているか(存在しているか)を
推測する?ということだろうか。
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AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
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自分:AST について、分かりやすく説明してください。
chat-GPT:健康診断の検査ASTについて説明いたします。
ASTとは、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(Aspartate Aminotransferase)の略称です。ASTは、肝臓や筋肉、心臓などの細胞内で産生され、これらの臓器の機能状態を調べるための血液検査です。AST値が高いと、肝臓や心臓などの臓器に障害がある可能性があります。AST値が高い場合、さらに検査を行う必要があります。
AST値の正常範囲は、男性で10〜40IU/L、女性で9〜32IU/L程度です。ただし、検査方法や検査装置によって正常値に多少の差異がある場合があります。
健康診断でAST値を検査する場合、採血により血液中のAST値を測定します。検査の前日には、飲酒や過度の運動を避け、できる限り安静にしておくことが望ましいです。
健康診断の結果は、医師が評価し、必要に応じて追加の検査や治療を勧めることがあります。健康診断の結果を受け取った後は、医師の指示に従い、適切な処置を行うようにしてください。
自分:筋肉が壊れても数値が上がるということは、激しい運動した後の数値は、必ず上がるということですか?
chat-GPT:はい、正確には筋肉が壊れることによりASTの値が一時的に上昇することがあります。特に、激しい運動や長時間の運動など、筋肉に大きな負荷がかかる場合は、ASTの血中濃度が一時的に上昇することが知られています。しかし、筋肉の壊れが原因でAST値が上昇する場合は、肝臓や心臓などの臓器の障害と異なり、一時的なものであり、数日から1週間程度で自然に正常値に戻る傾向があります。ただし、数値が高い場合は、医師に相談することをお勧めします。
自分:正常に戻るのに1週間もかかるということは、健康診断の1週間以内にマラソン大会などの激しい運動をしたり、筋肉を酷使するような仕事をしている人の健康診断は、正確ではないということですよね
chat-GPT:はい、激しい運動や筋肉を酷使するような仕事をしている人は、健康診断の数値が正確であるとは限りません。筋肉が壊れることによりASTの値が一時的に上昇するため、数値が正常範囲を超えている場合でも、臓器の障害があるわけではありません。そのため、健康診断を受ける前に激しい運動を控えることが推奨されています。また、特に筋肉に負荷がかかるような仕事をしている場合は、検査の結果を正確に判断するために医師に事前に伝えることが重要です。医師はその情報を踏まえて、検査結果の解釈や必要な追加検査などを適切に行うことができます。
自分:これまでのお話の根拠となる文献を日本と海外、それぞれ3つづつ教えてください。
chat-GPT:
以下に、ASTの説明や激しい運動によるASTの上昇に関する情報を提供する、日本と海外の文献をいくつか紹介します。【日本の文献】
- 「ASTとALTの意味と正常値」、日本消化器病学会、https://www.jsgs.jp/guideline/astalt.html
- 「健康診断を受ける前に知っておきたい検査の意味と正常値」、日本内科学会、https://www.naika.or.jp/patient/health_check/kensa/03.html
- 「激しい運動後の筋肉障害について」、厚生労働省、https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/seikatsu21/sports/kekka.html
【海外の文献】
- “Serum aspartate aminotransferase (AST) activity and AST/alanine aminotransferase ratio in endurance athletes with muscle damage”, Ohno Y, et al., Journal of Sports Medicine and Physical Fitness, 1998, https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9645682/
- “Effect of exercise-induced muscle damage on liver and kidney function tests”, Clarkson PM, et al., European Journal of Applied Physiology and Occupational Physiology, 1998, https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9607826/
- “Elevated serum aspartate aminotransferase and alanine aminotransferase activities in healthy nonagenarians: relationships with frailty and mortality”, Fulop T, et al., Journal of Gerontology A Biological Sciences and Medical Sciences, 2001, https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11723160/
下記の以前の結論とは程遠い結果になった。。。
まとめ
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ALT数値上昇は、肝臓の損傷を示している可能性がある
ASTは、肝臓・心臓・筋肉の損傷を示してる。
筋肉の損傷も影響があるため、肉体系の仕事をしている人の検診は
1週間くらい間、安静にしていないと、数値上昇の意味合いを判断できない
確かに、
ALT値が高い
AST値が正常
激しい運動による数値上昇ではない、とか
ALT値が正常
AST値が高い
激しい運動履歴がない →心臓に損傷があるかもしれない
みたいに、組み合わせで推測ができそうですね。
面白いかも・・・
以下は、おまけです。(前回の結論)みなくていいです。
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ALTと同じく酵素
ただ、ALTより肝細胞だけでなく心臓の筋肉細胞や骨格筋細胞にも多く含まれていることがポイント。
同メーカーのHPより
「検体中のALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)はα-ケトグルタル酸のα-ケト基とL-アラニンのアミノ基の転移反応を触媒し、ピルビン酸とL-グルタミン酸を生成します。
このピルビン酸にβ-ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド還元型(β-NADH)の存在下で乳酸脱水素酵素(LD)を作用させると、乳酸とβ-ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド酸化型(β-NAD+)が生成されますので、このβ-NADHの減少に伴う吸光度の減少速度を測定するこのによりALT活性値を求めます。」
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ALTとASTがセットな理由
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この数字の説明を、いろいろな医療機関のHPで調べていくと
結局、結論としてはこんな感じになるのではないか。
・いろいろな酵素や成分を調べていくうちに、この2つの酵素が比較的トラブルで数値変化が大きく
ALTが比較的肝臓に多く含まれていることにより、
数値の変化は筋肉細胞の障害が推測され
さらに、ASTとALTを比較することによって、その障害が肝臓なのか、そのほかの部位なのかを
推測する。
そんな感じ?
だから、
通常はAST<ALTになっているが、
急性肝炎ではAST>ALT(肝臓の細胞が壊れて酵素が漏れ出している)
他には、劇症肝炎・ショック肝・肝硬変・肝細胞がん
などがASTがALTを上回る。
でも、慢性肝炎ではAST<ALTになるそう。
わかりづらい・・・
そうなると、
個別の数値上昇のみで、障害を疑うのは、
ちょっと次期尚早ということですよね。