健康診断 番外編 プリン体

今回は、前回の尿酸の中で非常に気になった「プリン体」について少し調べてみた。

 

「プリン体」

 

えらくかわいい名前だ。

イメージはどうしても、「ビール」「いくら」「ぷりん」が繋がって

なんかプルンとした物資だと思ってしまう。

 

実際はどうだろう。

そもそも、なんでプリン体なのか。

一般人が受け入れやすい俗称なのだろうか。

自分が子供の頃はプリン体なんて話は聞いたことがなかった。

バブル期にビールが全盛の頃、それに伴って

糖質カット・脂質カットの流れで

プリン体カット

が出てきたような気がする。

 

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プリン体

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まずは、厚生労働省の eーヘルスネット

細胞の核に存在する核酸の主成分であるアデニンやグアニンなどとして存在します。あらゆる生物の組織内に存在するため、ほとんどの食品に含まれています。一般的にレバー・タラコなどの細胞数の多い食品には多く含まれ、アルコール飲料ではビールに多く含まれています。

体内には、食物から取り込まれるプリン体のほかにも、新陳代謝によって古い核酸が分解したもの、グルタミンやグリシンなどから合成されたものがあります。

 

プリン体は肝臓で代謝されて、最終的には尿酸となって体の外に排泄されますが、尿酸が多くなりすぎると血液中に尿酸が溜まって高尿酸血症を起こします。高尿酸血症の状態が続くと、尿酸が結晶化した尿酸塩が間接に沈着し、急性関節炎を引き起こします。これが痛風と呼ばれるもので、ほかに腎臓や尿路に沈着して腎臓障害や尿酸欠席を起こすこともあります。

 

分かったような、分からないような。

尿酸が増えると痛風、これ以外の説明は、なんとなくはぐらかされている感じを受ける。

細胞の核の成分がプリン体?

ならば細胞の多い食品に多く含まれるというのは分かるが、なぜビール?

プリン体が肝臓で代謝(いきなりプリン体って出てくるけど)とは

「細胞が古くなって肝臓で分解される段階で、核も分解されて尿酸がカスとして出る」

の認識でいいんだろうか。

であれば、わざわざ「プリン体」を出さなくても、「核」って言えばいいのに。

 

ウィキペディアによると

「プリンを部分構造として持つ生合成・代謝産物を総称してプリン体と呼ぶ」

だそうだ。

 

プリンを部分構造?

 

おいしそうじゃないか。

 

もう少し読んでみると・・・

ドイツ人科学者エミール・フィッシャーが、1884年に尿酸の還元により得られると想定した酵素を含まない化合物をPurinと命名した。

本人によれば、ラテン語のPurum(純粋な)とuricum(尿酸)を組み合わせてつく作った造語である

おー、プリンの謎が解けた。

というか、1884年に命名されていたとは。

内容的には、尿酸は結晶化するから、早くから認識されていて

それをどんどん分解される前に戻していってたどり着いたのが、プリン(純粋な尿酸)という訳か。

 

一応、まさか!と思って調べてみたが

お菓子の「プリン」は、全然語源が違うようだ。ただ、諸説あり。

 

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ビールになぜプリン体が多いか

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細胞が多い(確かにタラコはプチプチが旨みだ)食品に

核酸(プリン体)が多いのは分かる。

ではなぜ、ビールに多いのだろうか。

実際に調べてみると、ビールはお酒の中では多いが

レバーや椎茸の方が圧倒的に多い。

しかも、プリン体そのものは、体内でその8割が生成される

(細胞の核の成分だから、それはそうだろう)

だから、ビール控えればいいってもんじゃない!といった主張も

散見される。

 

ただ、アルコールは利尿作用で脱水気味になることと

アルコールが分解されるときにできる乳酸が尿酸の排泄の邪魔をするので

全体的に尿酸値が上がってしまうそうだ。

内容的には、取り立ててビールというよりは、アルコールだ。

もっと言うと、ビールのアルコール度数は4%で、焼酎とかは50%近くある訳だから

ビール会社だけが「プリン体カット!」ではいけない訳だ。

 

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なぜそこまでプリン体が責められるのか

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悪者扱いのプリン体だが、

味方を見つけた。

https://www.j-cast.com/trend/2016/04/28265486.html?p=all

 

要するに、プリン体は

「うまみ成分」

なのだ。

プリン体カットのビールは

ビール好きに言わせると、おいしくないそうだ。

 

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まとめ

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脂質にしろ、糖質にしろ

プリン体にしろ、

それぞれはおいしい食事の原料であり

限度を知って、おいしくバランスよく食べていけたら

幸せなこと。

 

プリン体と関連する尿酸

比較的数字にはっきり出るし、多ければ沈殿結晶化して痛風になる

非常に分かりやすくて注意しやすい数値であることが分かった。

それこそ、毎月血液検査できるのならば、

尿酸値を見ながら、月々のお酒の量を調整するとかすれば

かなり長ーくお酒を楽しめるのではないだろうか。

 

「健康診断 番外編 プリン体」への5件のフィードバック

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