健康診断の読解マニュアル⑦ ~ヘマトクリット~

赤血球系の数値の最後は

 

「ヘマトクリット」

 

赤血球数血色素量・ヘマトクリットと赤血球3兄弟と呼ぶべき検査だ。

ヘマト=血液 クリット=分離

を示し、血液中に占める赤血球の割合を示す。

混乱するしないでいただきたいが、赤血球の回で、「 赤血球は比重で96%、白血球は3%、血小板は1%でほとんどを占めていることが分かる。」と説明したが、

それは、赤血球と白血球と血小板の比率のことで、血液の中の細胞のうち、7割が赤血球ということだが

細胞で埋め尽くされているとスムーズに流れないので「血漿」という、やや黄色味を帯びの液体の中を流れている。

血漿は91%は水である。

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ヘマトクリット値

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成人男性 40%~50%

成人女性 34%~45%

女性の方が貧血にかかりやすい、

というより

そもそも女性の方が基準値が低い。

 

数値が高い場合、

もう、これは血液の濃さそのものだから

前述の2数値よりもはっきりと「多血症」とわかる。

原因は、脱水により一時的に濃くなっているのか

病気で濃くなっているかの検証は必要。

 

数値が低い場合

貧血。

 

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まとめ

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前回、前々回の赤血球の数値と合わせ

赤血球3兄弟の数値をみると、

自分の赤血球の姿が見えてくるようで非常に面白い。

検査数値内であれば、心配する必要はないが

自分の赤血球は、小柄なのか大柄なのか

血液は濃いめなのか薄目なのか。

さらに、何年も数値を見比べると

血液の「個性」が分かってくるのではないだろうか。

 

ちなみに、自分の検査数値は

赤血球数 438万/マイクロリットル

血色素量 15.0g/dl

ヘマトクリット 44.1%

なので、

ごくごく標準な赤血球が、ちょっと薄目で血管を流れている

ということか・・・

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「健康診断の読解マニュアル⑦ ~ヘマトクリット~」への2件のフィードバック

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