新・健康診断の前日に気をつけること

明日は健康診断です
昨夜のうっかり飲み会参加を後悔しています。

以下では、前日にするべきことと手遅れなことについて説明します。

【検査項目を確認する】

明日の健康診断のメニューで、以下の2つの検査項目を確認しましょう。
1. 胃のレントゲン、もしくは胃カメラ
2. お腹の超音波検査

【胃のレントゲン、もしくは胃カメラがある場合】

  • 9時以降の食事は避けてください。水分はOKですが、糖分のないものに限ります。
  • 起きてからも水分は摂らないようにしてください。胃の中のものが写ってしまう可能性があるため、胃が空っぽである必要があります。
  • 検査までの6時間は食事を摂らないようにしましょう。通常、前日の21時以降は食事を取らないように指示されます。水分は夜間は大丈夫ですが、検査の2時間以上前であれば、糖分のない飲み物(水かお茶)であればコップ一杯程度は許容される場合もあります。

【お腹の超音波検査がある場合】

  • 9時以降の食事は避けてください。水分はOKです。ただし、血液検査がない場合は糖分があっても問題ありません。
  • ガス腹の人は、ガス腹を引き起こしやすいものも控えましょう(例:コーヒー)。
  • 食事をすると超音波検査の結果に影響が出ます。液体は透過しないため、胃袋の後ろにある臓器が見えにくくなります。また、消化中に発生するガスも視認性を損ないます。正確な検査結果を得るためには、準備が必要です。

【血液検査がある場合】

  • 空腹時血糖の場合は、食事をしてから10時間以上経過させてください。随時血糖の場合は、食事をしてから2時間30分以上開けましょう。
  • 血糖値や中性脂肪は食事直後に結果に影響するため、正確な数値を得るためには空腹状態が必要です。一部の健診機関では、直前の糖摂取の影響を受けにくいHbA1cという検査方法を採用しています。
  • 受付で食事やジュースの摂取をしてしまったことを申し出ましょう。もし気づいた場合は、事前に連絡して指示を確認しましょう。必要に応じて検査が後日に延期されることもあります。

【まとめ】

健康診断や人間ドックは、自分の体を管理するための貴重な機会です。検査を受ける際には万全の状態で臨みましょう。検査結果はあなた自身の体のデータであり、基準値の超過だけでなく、自分の体を客観的に評価する機会でもあります。大切な健康を見守るために、しっかりと準備して健康診断に臨みましょう。

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