新・健康診断の読解マニュアル⑨ ~白血球数~

白血球数

4000~9000個

今回のテーマは、「白血球数」についてです。

以前、「はたらく細胞」というコミックをご紹介しましたが、
皆さんは読んでいただけたでしょうか。

この作品では、驚くほど多彩な白血球たちが活躍しています。
白血球は人間に悪影響を及ぼす細菌を殺す役割を担うため、
「バトル漫画」風に描かれているのも納得ですね。

【白血球とは】

白血球は、生体防御に関わる免疫担当細胞の総称です。
免疫細胞にはさまざまな種類があり、
血液中には
顆粒球、リンパ球、単球
が存在します。

さらに、顆粒球は
好酸球、好中球、好塩基球に分類されます。

したがって、白血球は主にこれら5種類の細胞から構成されています。

 

【白血球数の基準値】

白血球数は、1立方ミリメートルの血液中に含まれる白血球の総数で、
通常は4000~9000個が基準値とされます。

ただし、白血球数は個人差が大きく、
時間帯やけがの有無などで大きく変化することがあります。

【異常値が出た場合】

白血球数は状況によって数値が変化しやすい検査です。
基準値より明らかに多い、
あるいは少ない結果が出た場合には、
体を守る免疫細胞に何らかの変化がある可能性があります。

その原因を調べるための検査が必要となります。

前述したように、白血球にはさまざまな種類があるため、
どの種類の白血球が増えているのか(あるいは減っているのか)を調べることで、
病気の発見や真の原因を突き止める可能性があります。

健康管理の一環として、定期的に検査を受けることをお勧めします。

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