新・健康診断の読解マニュアル⑮ ~血小板数~

~血小板数~

正常値:15万~40万/μl

血小板数の正常値は、成人の場合、通常約15万~40万/μlですが、
これは一部の文献や施設により微妙に異なることがあります。

血小板は血液中の細胞の一種で、
主に血液の凝固と止血の役割を果たします。
切り傷や出血が起こった時、血小板はその部分に集まり、血液が固まるのを助け、出血を止めます。
このため、血小板数が正常範囲を下回ると、出血しやすくなります。
逆に、血小板数が正常範囲を上回ると、血栓が形成されやすくなり、
心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まることがあります。

また、血小板数は感染症や白血病などの病気の指標ともなることがあります。
そのため、健康診断で血小板数を調べることは重要です。

参考文献

1. 厚生労働省. (2019). 健康診断の手引き-2019年度版.
2. 日本血液学会. (2018). 血液学入門.
3. 日本医師会. (2020). 一般診療ガイドライン2020.

1. World Health Organization. (2011). Haemoglobin concentrations for the diagnosis of anaemia and assessment of severity.
2. American Society of Hematology. (2020). Hematology 2020: Basic Principles and Practice.
3. National Heart, Lung, and Blood Institute. (2020). Thrombocythemia and Thrombocytosis.

これらの情報は2021年までのものであり、最新の情報については各自で確認してください。また、具体的な健康相談や診断については、必ず専門の医療機関にご相談ください。

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