健康診断の読解マニュアル⑬ ~中性脂肪~

前回に引き続き、

数値が悪いと気分が悪い

「中性脂肪」

名前の由来は、

主成分の脂肪酸とグリセリン(甘味)が結びついて中性を示すので、

こう呼ばれるらしい。

余談だが

正式名称は「グリセリン脂肪酸エステル」といって、

モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドの3兄弟があるが、

血液中に存在するのはほとんどトリグリセリドなので、

TGと呼んだりする。

検査技師は「トリグリ」とか言う。

オレイン酸やリノール酸も脂肪酸。

基準値:50~149mg/dl

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中性脂肪の働き

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中性脂肪は糖の貯蔵形態である。

いわゆる、「ラクダのコブ」

前回の「血糖値」の中で、脂肪として内臓にくっつけるという話があったが、

その、糖が脂肪になって蓄えられているのが

「中性脂肪」

同じ脂肪でも、

コレステロールとは機能が違っていて

いわゆる

「予備燃料」だ。

皮下(皮下脂肪)や肝臓(脂肪肝)に蓄えられる

また、油に溶ける栄養分

(ニンジンのベータカロチンは脂溶性とか聞きません?)

具体的には

ビタミンA・ビタミンE・ビタミンK

そしてβカロチン

これらは中性脂肪に溶け込んで全身を回っているので

運び屋の中性脂肪が不足すると

免疫力の低下や抜け毛・肌荒れなどのトラブルが起こる。

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まとめ

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この辺の脂肪系の話は、巷にあふれていて

調べていても、そんなに意外性はなかった。

中性脂肪は余剰の糖の蓄積物で

運動し、糖の取り込みを減らせば減るし

減らしすぎても

肌荒れや抜け毛の原因になる。

うまくコントロールしよう。

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